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ラテン語をやってます1



↑の参考書でお勉強中です。
まだ第四変化形容詞ですが・・・
ずぶの素人にも分かりやすく入りやすい一冊です。

始めた経緯は
英語の文法分からない→言語について調べてみる→日本人にいきなり英語って難易度高杉ね?→欧州の古典やったらー!
というとてもネガティブなきっかけです。
(アエネーイスを原文で読んでみたいって思いもずっとありましたが)

日本語は議論の尽きない言語で、分類先はウラル・アルタイ語族、オーストロネシア語族が有力視されていますが今日では未だ孤立語とされているようです。
この分類の仕方にも素人ながら疑問が残りますが。単語の類似が重要視されるっていうのは分かるんですがそれだけではちょっと・・・

話が逸れました。
ラテン語は母音5+1、アイウエオユで字面はほぼローマ字読みができます。
ラテン語は語尾変化で「は・に・の・を・~から」を表現する屈折語です。
有名どころの単語で「愛:Amor(アモル)」がありますが
これを格変化で動詞にすると
amo 一人称単数「私は愛する」
amas 二人称単数「あなたは愛する」
amat 三人称単数「彼は愛する」
amamus 一人称複数「私たちは愛する」
amatis 二人称複数「あなたたちは愛する」
amant 三人称複数「彼らは愛する」
ざっとこんな感じです。
例文から引用すると
Rosam amant. 彼らはバラを愛する
(rosamはrosaの単数・対格)
文章の中では変化した単語から意味を拾っていく感じです。

単語には男性・女性・中性の属性があり、私にはこれが少し厄介に感じますが、
語順に自由が効く事、語尾変化の暗記で主語を飛ばせる事、文脈を読む文章である事
そして何より表音一致している事
この辺りでとても好感を持つ事ができました。

そして、やっと日本語を客観視するという現象を少しばかり体験する事もできました。
これまで情報圧縮の効率について漢字文化圏に肉薄する言語なし!な何とも論拠薄弱な感覚でいました。
例えば、同内容・同装丁の本を作った時、英語>日本語>中国語の厚みになるという現象の盲信です。
ラテン語はこれを上回るポテンシャルがあると感じています。
また、日本語が視覚優位の言語であるとすいれば、ラテン語は音声優位の言語です。
Dominus bonus cantatat.domina bona audit.
よき主人が歌い、よい女主人が聞く。
大好きな例文です。まるで歌のようなリズム。
日本的な感覚の「文章」ではなく文字列が「音譜」に近いのかな?という感覚を持っています。
ラテン語の文章が古代で音読を前提として書かれていたというのにも納得です。
吟遊詩人だってそりゃ生まれますよ!


マスターまで行くのは難しいと思っていますが辞書を引きながらでも原文を読めるようになれたらいいなと思いながら少しずつ勉強を進めています。



ラテン語
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